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カトリック教会について 
カトリック教会は、全世界のキリスト教信徒約18億人のうち10億人を占める、ローマ教皇を最高の指導者とするキリスト教最古の伝統を持つ教派です。

カトリックとは、ギリシャ語またはラテン語の「普遍的」という意味のことばに由来していて、これはどんな時代・どんな民族の間にあっても普遍的に福音の実現を宣教することを示しています。

 イエス・キリストは「使徒」として弟子の中から12人を選びました。使徒たちは各地で宣教し、キリストを信じる者たちの共同体ができました。このキリスト教共同体が教会の起源で、イエスが十字架につけられた20~30年後にはこのような教会が成立し始めたといわれています。

 第一の使徒であったペトロはローマに行って教会をつくりました。このペトロの後継者がローマ司教、すなわちローマ教皇であるわけです。
 また、ほかの使徒たちの後継者が世界中で働いている司教であり、カトリック山形教会は新潟教区の菊地功司教様のもとにあります。


わが国ではご存知のようにカトリックの宣教は1549年、イエズス会の聖フランシスコ・ザビエルの鹿児島渡来によって始められました。
 その後の禁教と激しい弾圧の時代には多くの殉教者が出ましたが、1889(明治22年)の帝国憲法発布により信教の自由が確保されるに至り、わが国のカトリック教会は復興し今日も発展し続けているのです。


教会の教えの根本は
古くから唱えられてきた「使徒信条」としてまとめられています。


                     使徒信条

天地の創造主、全能の父である神を信じます。
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、
ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、
十字架につけられて死に、葬られ、陰府(よみ)に下り、
三日目に死者のうちから復活し、
天に昇って、全能の父である神の右の座に着き、
生者、(せいしゃ)と死者を裁くために来られます。
聖霊を信じ、聖なる普遍の教会、
聖徒の交わり、罪のゆるし、からだの復活、
永遠のいのちを信じます。
アーメン。

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イエス・キリストは人類の罪をあがなうために神へのいけにえとして十字架につけられました。しかし、イエスはその三日後に復活し、いまも教会をとおしてわれわれのうちにおられます。

 イエスと使徒たちとの死の前日の「最後の晩餐」をかたどった「ミサ」は、カトリック教会の最も重要とする典礼です。

 カトリック教会ではこのキリスト信徒が集まってできたコミュニティーである教会そのものをキリストを頭にしてつながった「からだ」であるというたとえをもって重要視し、とりわけその教会でミサにあずかることで信徒は主キリストの死と復活を想い起こして教会においてキリストとつながり、信仰を深めます。




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